カンボジアには、裁判に代わる紛争解決手続として国立商事仲裁センター(National Commercial Arbitration Centre: NCAC)が存在します。
NCACは2006年に制定された商事仲裁法に基づき2010年に設立され、2014年にNCAC規則が公布され実働を開始した比較的新しい制度です。
NCACは、商事紛争を対象として裁判と類似した紛争解決サービスを提供しており、契約書に仲裁条項が入っている場合、または両当事者の合意がある場合に利用できます。
裁判と比較して手続が明確かつ迅速であるとの評判があり、裁判に代わる紛争解決制度として利用が増加していくことが期待されています。
TSURUGIの代表者である嶋貫は、NCAC仲裁案件の当事者をサポートした経験を有し、2020年には日本人で初めてNCACの仲裁人資格試験に合格しました。
TSURUGIはカンボジアにおける商事紛争の解決を得意としています。